抗HIV治療ガイドライン(2025年3月発行)

XIIHIV/HBV共感染者での抗HIV療法

7.HIV感染者におけるHBVワクチン、HAVワクチンの推奨

 HIV感染者でHBs抗体が低値(< 10mIU/mL)の場合には、HBVワクチンの投与が推奨される(AII)8)

 DHHSではHBs抗体陽性・HBc抗体陽性の場合にはワクチンの投与は必要ないが、HBs抗体陰性・HBc抗体陽性・HBV DNA陰性の場合には、ワクチンを1回接種して1〜2ヵ月後に検査し、HBs抗体>100mIU/mLであれば追加接種せず、HBs抗体<100mIU/mLであれば、通常のシリーズを完遂することが薦められている(BII)8)

 またHIV/HBV共感染者でHAV感染の既往が無い場合にはHAVワクチンの投与も強く推奨される(AIII)7-9)

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