抗HIV治療ガイドライン(2023年3月発行)

XI結核合併症例での抗HIV療法

2.ARTがきわめて有効な時代におけるAIDSと結核

 ARTが導入されてからHIV感染症の予後は著明に改善し、AIDS関連疾患の減少とHIV感染者の死亡率の減少が認められている。ARTはHIV感染症における活動性結核の合併リスクを著明に減少させたという報告が多いが、一般人口と同じレベルの結核罹患率までは低下していない3-7)

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