抗HIV治療ガイドライン(2022年3月発行)

V初回治療に用いる抗HIV薬の選び方

7.妊娠の可能性のある女性及び妊婦に対する抗HIV薬の選択について

 妊娠の可能性のある女性に抗HIV薬を開始する前には、挙児希望の有無と妊娠の有無について確認する。抗HIV薬開始前には、本人が決定できるようにカウンセリングが適切に提供されるべきである74)。HIV陽性の全ての妊婦は可及的速やかに抗HIV薬を開始すべきである3)

  • DTGについて
    受胎時にDTGを内服していた女性において出生異常(神経管欠損)のリスクが高まる可能性75)が2018年に報告され、最終的にはDTG以外の抗HIV薬を内服していた場合と比較してやや高率であるものの統計学的有意差がないという結論に達した76, 77)。DHHSでは挙児希望のある場合を含んだすべての時期の妊婦にDTGを推奨している74)。EACSでは妊娠6週以内では議論されるべきとしている4, 50)
  • TAFについて
    DHHSではTAFを代替薬として位置付けている74)。EACSでは妊娠14週以降でTAFの投与を推奨している4, 50)
  • 妊婦において推奨されるのはABC/3TC、TDF/FTC、TAF/FTC(上記参照)、3TC+TDFにRAL(400mg1日2回投与)、DTG(上記参照)、DRV+rtv(1日2回投与)を組み合わせた治療である4, 74)

PAGE TOP